わかっているようでわかってない?
宮の沢店斉藤人之です。
今回はスキーの構造と性能についてお伝えいたします。
知っていることかもしれませんが、今回を機会に確実な知識へ
マテリアルは目標、理想の滑りや遊びの幅を広げ、期待に応える役割があり、パートナーでもあります
用具を手なずけるか?
用具から新たなバランス、感覚を教わるか?
マテリアルはスキーヤーに与える影響は大きい
新たな感覚で滑る楽しみはモチベーションになります。
スキーの種類
◆SL系(ショートターン系)
◆GS系(ロングターン系)
◆ミドルターンベース
◆基礎系
◆オールラウンドモデル
◆コブ用
◆オールコンディションモデル
◆パウダーファットタイプ
◆ゲレンデワイドボディー(現代のゲレデの主流となりつつある)
ロッカーとキャンバーの違いは?
ロッカーとキャンバーの滑り、操作の違いは?
キャンバーとロッカーどちらが接地面積が広いか?
雪面との関係キャンバーは彫り込むロッカーは浮力を
Answer
雪面に多く触れているはキャンバー
ロッカーは雪面抵抗を減らす
キャンバーとロッカーどちらがターンがしやすい?
●ハーイスピードのターンはキャンバー
キャンバーはサイドカーブを使って雪面のグリップラインを長くできる
強い外力を受けて、スキーの撓みを引出してカービングする
●遅いスピードでも簡単にカーブできるのはロッカー
外力は少なく、接地面積が狭く、センターを支点にスピンする要素が強い。
船底のような形状による雪面コンタクトでトップ部分の動きもちょっとしたきっかけでターン内側へ向きやすい、強い抵抗を受けなくても、一定ターン弧をつくりやすいピュアカービングが乗り味
トップ部分のロッカーとセンター部分のキャンバーが現代は主流
近年のトップ形状は四角い形状のものが増えています。
・トップ形状はやや四角
・四角よりの形状であることで両サイドが雪面や斜面に引っ掛かりやすい形状と言えます。
※先端部に左右が角張るポイントをつくり、引っ掛かり要素からターン内側へ方向付けが自然と行われる。
トップ部分から雪面に食い込むというよりはトップの向きは内側に向きやすい構造
落下力にトップが引っ張られるターン前半。スピン要素で遠心力を引出してターン前半の操作を易しくできる
ロッカー形状はターン前半にルーズなコンタクトとなり、徐々に雪面に切り込む要素が最大のメリット
トップ部分が四角い形状から生まれる方向付けと、ロッカー形状の浮力要素でトップ部分が反り上がっていく
進み続ければ、スキー全体が撓みをつくり、スムーズなカーブへと導きます。
トップ部分に除雪抵抗が浮力へと導き、快適な雪面抵抗、外力とのバランスが整う
▶パワーでスキーを窮屈に雪面に押さえつける必要はありません。
▶ターンに必要な要素は斜面を滑り始めると角付も回旋も落下力やスピードでトップ部分から受ける抵抗をきっかけにオートマチックと言って良いほどスキーが仕事してくれます。
▶センター部分のキャンバーの働きは推進力と反発力を確実につくりスピーディーで快適な連続ターンへと導きます。
▶センターへのポジショニングをリラックスしてポジショニングを繰り返すことでスキーの働きを感じることができます。
▶スキーに身を預けて、スキーの動きからバランスを養いましょう。