こんにちは。
石井スポーツ松本店の酒井です。
白馬周辺に、BCをやる人は良く知っている。
だけど世間一般にはあまり知られていない山があります。その名は小日向山。白馬三山を眺めるのに、最高の場所です。今日はそのご紹介。
白馬八方尾根スキーと栂池高原スキー場に挟まれた、この小日向山。夏の登山でも、白馬鑓温泉に向かう際に通る「小日向のコル」の地名で知られていたりします。ただ、夏道は山頂まで繋がっていない為、基本的には冬季限定のお山。
冬季は、基本的に二股の橋からフルハイク。
山頂から見て南側の林道か、猿倉林道からのアプローチ。ルート図には南側の林道から尾根を詰める方法がよく載っていますが、個人的には猿倉林道の奥から尾根を詰める方が楽で好みです。
尾根の登りは急傾斜。
スキー板にシールを付けて登っていきますが、慣れていないとスリップしてしまい少し大変。
尾根の急登を詰めていくと、尾根上部で一気に展望が開けます。晴れた日は唐松岳と、その隣の不帰峰、唐松沢氷河が非常にかっこよく見えます。
尾根上部から山頂までは、開けてなだらかな大雪原、晴れた日は山頂へのビクトリーロードといった感じ。
急登を登ってきた疲れも吹き飛びます。
山頂。
白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳が美しく見えます。
まさに最高の展望台。
まったり景色と休憩を楽しんだら滑走準備。
山頂近くの東面の斜度は比較的緩く、メローな斜面。絶景を楽しみながら滑れます。
ある程度進んだら北東斜面へ。
ここから斜度は急になってきます。
森の中ではありますが、雪崩が出る場所です。
雪のコンディションに要注意。
山頂から見て北面の沢筋も、斜度も景色も良くお気に入りです。ただ、こちらも雪崩には要注意。
どちらを滑り降りても、下部で猿倉林道へ合流、あとは二股の橋まで一気に滑っていけます。
※画像は、雪に埋まった林道のカーブミラーで遊ぶ僕。
八方尾根、岩岳、栂池と、そうそうたるスキー場に囲まれたBCエリアですが、フルハイクが必要なため、基本的には非常に静かで人が少ない場所です。
登山で行くとなるとスノーシューは必携で、かつラッセルも大変だとは思いますが、その苦労に見合うだけの景色を山頂で見る事が出来ます。
皆様も、来季は是非行ってみて下さいませー。
さて、6月は石井スポーツ恒例、カスタムフェアの時期!レース、基礎、フリーライド、フリースタイル、山スキー、全ての垣根を取っ払って全て会場にギュッと詰め込んだ、スキーヤーの為のイベントになります。全国で開催いたしますので、是非お近くの会場に遊びに来てくださいませー!