こんにちは。
石井スポーツ松本店の酒井です。
今日も、僕が個人的に使ってきたBCスキー用のビンディングのレビューをしていきたいと思います。
なかなか悩ましいBC用ビンディング、その選択の一助になれば幸いです。
さて、今日はスイスのメーカー、「フリッチ」のテクトン13のレビューです。
※私が使っているのは数年前のテクトン12です。
主な変更点は解放値と、耐久性の向上。
このビンディングの特徴は大きく二つ。
その一つ目、テックビンディングでは珍しく、トゥーピース(爪先側)に横方向への解放機能を有している事。
この辺を前提から文章化すると非常に長ったらしくなるので省略しますが、要はテックビンディングの中でもかなり高い安全性、アルペンビンディングと同等に近い安全性を有します。
※この辺の詳細もっと知りたい!という方はいつでも気軽に松本店の酒井宛にお電話ください。
特徴二つ目。
ヒールピース(カカト側)がコバで押さえるタイプで、ブーツからの力を板に伝達しやすく、高い滑走性を有します。そして、その割に軽い(ブレーキ有りで600g)
私はLINEのVISION108にセットしていますが、高い滑走性と軽量さのバランスが非常に良く、かなりお気に入りの組み合わせです。
爪先のテックピンも入れやすく、またウォークモードのロック機構の作動は軽く、上げる際にパワーもいりません。
丁寧にSKI→WALKと文字も書かれているため、ハイク時に誤使用によって板を流してしまうアクシデントも減りそうです。
ヒールピースのモードチェンジでは、雪質によってはたまに雪が入り込み、動きが渋くなることも。
ただ、入り込んだ雪はグローブをした指で排除できるのでリカバリーは簡単です。
エレベーターは2段あり、急斜面のラッセルでも負担なく足を置きやすく、使いやすいです。
滑走性に関して、僕程度(自称中級者)の技術では不足は全く感じません。
BCでもスキー場でも、自分の思った通りに板を操作できます。
ピンタイプに比べるとブレる感じは少なく、スピードを出しても安定しています。
板の特性上、ガリガリバーンはどうしても苦手感があります…が、ビンディングがどうこう、という話ではないですね。
過去3年間、泊まり山行も含めて結構無茶な使い方をしていますが、板もビンディングもまったく問題なし。
耐久性の面でも、かなり信頼しています。
新しくなったテクトン13はより耐久性も上がっているそうです。
安全性が高く、滑走性も高く、かつ軽い。
そして操作性も耐久性も良い。
初めてBCに挑戦する基礎、アルペンスキーヤーの人や、長い時間登って色々な斜面にチャレンジしたい滑り派の人におススメできるビンディングだと思います。
来シーズンの為に、是非ご検討くださいませー。
さて、6月は石井スポーツ恒例、カスタムフェアの時期!レース、基礎、フリーライド、フリースタイル、山スキー、全ての垣根を取っ払って全て会場にギュッと詰め込んだ、スキーヤーの為のイベントになります。全国で開催いたしますので、是非お近くの会場に遊びに来てくださいませー