昨シーズン日本市場に初めて登場し、多くのスキーヤーの注目を集めたBOA® フィットシステム。
ダイヤルで簡単にフィット感を調節できることにどうしても目が向いてしまいがちですが、その真のポテンシャルは、また別のところにあるといいます。
2024-2025スキーニューモデル早期予約販売会カスタムフェアでは、
今季、さらに搭載モデル数を増やすBOA® フィットシステムの特徴をトークショーにてお話いただきます。
アルペンスキーブーツ向けBOA誕生
2001年にアメリカ・ロッキー山脈で生まれたBOA。そこから送り出された製品は、ダイヤルひとつで簡単かつ正確にフィット感を調節できるスノーボードブーツとして人気を集め、そのフィールドはランニングやゴルフ、サイクリングなど、さまざまな分野に広がっていきました。
そのBOAがアルペンスキーブーツに合うシステムの開発に着手したのは8年ほど前。コロラドの州都デンバーにある本社に最先端の研究ができるパフォーマンスフィットラボを設置。開発途中では、1990年代後半から2010年代前半にワールドカップで活躍、トリノ・オリンピックでは2冠制覇を達成したベンヤミン・ライヒを迎え、開発をさらに本格化させました。
しかし、その道は簡単なものではありませんでした。その理由は、BOAが簡単にフィット感を調節できるものではなく、スキーヤーの足に正確にフィットすることで、そのパフォーマンスを押し上げるシステムを開発することをめざしたからです。
そして、5年間、5万時間以上にわたる開発の結果生み出されたのが、アルペンスキーブーツ向けのH+i1プラットフォームです。
このH+i1プラットフォームは、締める方向にも、緩める方向にも0.25mm単位でフィット感を調節することができるもの。また、バックルタイプのブーツのように足の甲を下に押さえつけるのではなく、足全体を均一に包み込むことが可能になっています。
BOAフィットシステム搭載ブーツ
23-24シーズン、4ブランドだったBOAフィットシステム搭載ブーツは、24-25シーズン、6ブランドに拡大。
一見すると、どのブランドでも同じ形のシステムが搭載されているように見えますが、より高いパフォーマンスを発揮するため、各ブランドごとにワイヤーレースの始点の取りつけ位置や取り回し方に細かい違いがあります。ブランドによっては、BOAフィットシステム搭載ブーツ用にバックルタイプのブーツとは異なるシェル素材を開発、組み合わせているところもあるほどです。
2024-2025スキーニューモデル早期予約販売会カスタムフェアでは、BOAの誕生秘話などのトークショーやBOAフィットシステムブーツも実際に見ることができます。
足を過度に圧迫することなく、均一に包み込むようにフィットすることで、スキーヤーが発揮するパフォーマンスを押し上げるBOAフィットシステムブーツ。来たる24-25シーズン、そのポテンシャルを体感すれば、スキーがもっと楽しくなるでしょう!