こんにちは!
スキースタッフの長倉です!
まだまだ早期予約受付中という事で、今回は長倉による「長倉スキー語録」のコーナー!
長倉目線によるスキー用品の解説とちょっとしたうんちくを踏まえながらのんびりと綴っていきます。
今回のテーマはATOMICから新登場のICONビンディングについて。
それでは行きましょう。
スキーヤーズレディー!ゴー!
新ビンディング!~ICONシリーズ~
前モデルのXシリーズのビンディングから大きく形がアップデートされ、それに伴いこのビンディングの台座になるプレートもアップデートされています。
ICONシリーズはラインナップとしてハイグレードなものから順に
ICON WC24→ICON RS16→ICON RS12→ICON 12→ICON 10
と、スキーヤーの技術レベルに合わせたセッティングが可能になっております。
ICON WC24は非常に強力な解放値の設定になる為高いレベルでスキーを操作できるような上級レーサー以外のスキーヤーには向いておらず、道具を選ぶ際には注意が必要です。
ICONビンディングのそれぞれの特徴
写真:ICON WC 24
ワールドカップアスリートたちに愛され、信頼されているICON。
あらゆる種目で表彰台を獲得しているセンターライズド・パワートランスミッションは、最高レベルのパフォーマンス、俊敏性、反応を実現します。
ICON RS 16/12
ワールドカップを目指すアスリート、マスターやその他の強豪レーサーに最適です。
兄貴分であるICON WCと同じ集中型パワートランスミッションを搭載しています。
写真:ICON 12/10
本格的に競技を始める若者のためのICONです。 SLとGSに参戦するキッズやジュニアに最適な重量と性能レベルを実現しています。
滑りはどう違う!?長倉目線で解説
まず特筆するべき点としては足元のパワー伝達性の向上によるスキーコントロールのし易さ。
レース用のビンディングは基本ビス打ちでプレートに止まっています。そのビスの位置によってもパフォーマンスが変わってきますが、ICONはブーツの真下に最も近い位置に配置したマウントパターンにすることでそのコントロール性を生み出しています。
ということは
スキーブーツを支点としたピボット動作がしやすいという事。
実際に長倉がテストした際もその反応の良さは強く実感し、良さを感じています。
足元に集中する荷重がプレートを通してスキー全体に伝わり、クセが無く素直にターンの後半を構成することができます。感覚的には「今スキーがたわんでいる!」というのが足裏を通して伝わってくることで、よりスキーに対して余計なストレスを加えることなく荷重ができるというわけです。
よりアイスコンディションになればこのビンディングの良さが際立つはずです。
一言で言うなら「速い」
まさにそんな感覚。近年のレースシーンのような、クイックでテクニカルな技術を要する場面で活躍してくれそうです。
近年のレースシーンのトップではスタートからゴールまでフルカービングで下りてくることは無くなりました。
滑りのラインはよりゲートからゲートへ直線的になり、ゲートの横で板の方向を瞬時に変えるような滑りに切り替わってきているのです。
マテリアルというものはそのほとんどがレースのトップシーンから技術が落とし込まれ、我々一般層が使うスキーまで共通した部分も沢山存在しています。
使っているマテリアルをじっくりと観察し、その機構や性能を知るともっとスキーに対して深くのめりこむことができます。
マテリアルに求めているのは何か、それを知ることもできますので道具に関しての相談はぜひ長倉まで。
まだまだ早期予約受付中!
石井スポーツでは2024-2025シーズンモデルの早期予約を8月末まで承っております。
カスタムフェアにお越しいただけなかったお客様でも店頭にてご予約が可能です。
また、ヨドバシ仙台店にはスキー板、ブーツ担当の他、ヘルメットやゴーグル、ウエアやBCのギアまで、様々な分野で知識、経験豊富なスタッフが多数在籍しております。
用具の事でのご相談でしたらいつでもお気軽にお声掛けください!
そして、石井スポーツヨドバシ仙台店では2024-2025シーズンモデルの取り扱い、展示がございます。
ブーツ試し履き、スキー板のご相談。大歓迎でございます。ぜひ店頭にてお待ちしております!