オバタキタン2泊3日の沢登り
メンバーは金井店長、登山本店の植田、吉祥寺店の斉藤、お友達の松本君の4人
オバタキタンの話が出たのは2年前
一昨年は植田の体調不良で昨年は植田の遠征の為中止
今年は何事も無く決行。
「斉藤さんこの沢は今までの沢とは比べ物にならないくらい大変ですよ。
トレーニングしておいてください。」
「クライミングレベルを上げるのと重い荷物を持って長い時間歩ける体力をつけてください。」
と言われ一昨年からずっとトレーニングを続けてきました。
通勤は10kgの荷物を背負い山に行く時はザックを重くして歩き
暇があればクライミングに行きました。
思えば長い道のりでした。
私がいるだけで足手まといなのに迷惑はかけられません。
遠いので前日の夜から出発し9/25の7:00スタート
つり橋の右から入渓
懸垂下降から始まり
「大丈夫なのか?」と不安そうにしてたのを察したのか
植田が
「言っておきますけど遡行グレード5級ですよ。沢の最難グレードは6級です。」
「えっ?」今言うんだ。
(正直まさか私をそんなグレードの高い沢に連れてくとは思っていなかったので
グレードは気にしていませんでした。)
それを聞いた私は更に不安になりましたが、植田さんと金井店長が何の自身も無く私を連れて行くわけが無い。大丈夫だ、大丈夫だ、と言い聞かせ
とにかくついて行くしかない。
とりあえず生きて帰りたいと願うばかり…
そんな事を思いながら大冒険の始まりです。
しばらくは河原歩き。
水が澄んでいてキレイです。
スケールが大きく自然が作り出した造形美に感動します。
天気は良く、時々曇ることもあるが暖かい。
助けられながらも先を急ぎます。
最初の難関2mのチョックストーンと7mのチョックストーンを高巻き遡行図にも「悪い草付き」とあります。
草付きにたどり着く前の岩がもろく、足場が崩れやすい。
気を付けて登っていると下からすごい音が!
なんと植田が落ちてるではないですか!
2~3m落ちたが手のひらで持ちこたえて無事でしたが親指の付け根がパンパンに腫れていました。
私もその後、石が降ってきて腕にあたり悶絶。
これはこの先、気を引き締めて行けというオバタキタンの警告ではないかと思いました。
その後の草付きも悪くなかなか進まず。
懸垂下降で降りてきたころには夕暮れ間近。
目標の二股まで行けず、1つ目の幕営地で止まることにしました。
初日の夕飯はすき焼き
星空がきれいでした
そんなこんなで明日の遡行が長くなってしまいましたので
早く寝て明日に備えます。