張り方、教えちゃいます!【ヨドバシ仙台店】

2025-03-12

こんにちは!アートスポーツヨドバシ仙台テニススタッフです。
 
3月も中旬に入り春の気配が近づいてきました。
スポーツシーズンはもうすぐです。
 
テニスに関するお問い合わせは日々増えています。
今回は当店で行っているストリングの張り方を簡単にお話します。
 
道具の紹介からしていきましょう。
 

 
まずはガット張り機、これがないとはじまりません。
当店で使用しているのはHEADのTE-3600です。
カタログにはオープン価格と書かれていますが高価であるのは確かです。
 

 
続いて小道具をまとめて。
ニッパー、ペンチはご家庭でも見かけるでしょうが下2つは使う機会はないでしょう。
これらの使い方は後ほどお話します。目直し針って正式名称は何なのでしょうか?
 

 
今回使うラケットはHEADのブームチームL2024です。
16✕19のスタンダードなストリングパターンとなっています。
これをメイン(縦)とクロス(横)を1本のストリングで張っていきます。
 

 
まずはメインを真ん中から張っていきます。
右側の2本目、左側の2本目、右の3、左の3⋯とラケットが歪まないよう左右均等にテンションを掛けていき、メインの7本目まで張ります。
 

 
ここでメインは一度ストップして、クロスにうつります。
メインの7本目が通っているグロメット(穴)から2個飛ばしたグロメットにストリングを通しクロスの開始です。
クロスも上から下まで一気に張り切らず、上段2本、中段16本、下段1本に分けて張ります。
 

 
クロスの中段16本が出来上がったら、今度はメインの8本目を張ります。
 

 
ここで登場するのがスターティングクランプです。
ラケットの上側に出たストリングを引っ張ってからクランプではさみ、仮止めしておきます。
そのまま反対側のメイン8本目を張りクロスの下段2本を張り切ります。
 

 
そうしたらこのように結んで余計なストリングはニッパーで切り落とします。
結び方は写真だと説明が難しいので割愛しますが、「ダブルノット」と呼ばれる方式です。
 

 
クロスの上段も張り終わりました。次に目直しです。
ただ引っ張っただけだとストリングがうねうねと曲がっているので、それを目直し針で真っ直ぐになるように位置を調整して縫い目を整えます。
 

 
終わりました。写真では違いが分かりにくいかもしれません。
張り中も行っていますが、ラケット全体を見ながら最終チェックと仕上げ作業としてもやります。
 
以上が当店の基本的なストリングの張り方です。
他にもさまざまな張り方があってそれぞれに良し悪しがあります。
 
これが正解だという方式を決めることは難しいです。
仕上がりにこだわりがあるがある方は、ぜひご相談ください。
 
お客様にとって最良の張り方をご提案します。
 

 ストリングスの張替えサービスも有り

 

※記事中の情報および価格等は掲載当時のもので、最新では異なる場合がございます。予めご了承ください。