こんにちはヨドバシ新宿西口店の関口です!
4月後半に白馬鑓ヶ岳の中腹にある、標高2100mの白馬鑓温泉に1泊2日で店長+スタッフ2名の3名で行ってきました!
登山口のある猿倉へは冬季閉鎖&駐車場の沈下で車でアクセスできないので、より麓の二股より徒歩でのアクセスになります。テント泊装備+BC装備の重装備で猿倉までのロード1.5時間はなかなかに痺れるアプローチでした。
今年は例年に比べ積雪が多く猿倉もまだまだ雪たっぷりです、やっと板を履いてブナ林をシール歩行しながらぐんぐんと登っていきます。
まぁまぁ雪は締まっていますが小雨が降っていたので時折シールに水分が溜まるのを感じながら歩きます。
小日向のコル手前で何かが動いたと思ったらカモシカさんが佇んでいました、声をかけても知らんぷりです。
小日向のコルからは一旦滑って標高を少し落として鑓温泉へ登る基部に取りつきます、ほんの少しの滑走ですがいい感じに板が走りました。標高を落としすぎないように気を付けないと滝にでるので要注意です。
ここから鑓温泉にむけて約500mの登り返しです、いい感じの斜面が続くので下山の滑走が楽しみです。
雪崩に気を付け周りを見渡しながら90分程登るといよいよ鑓温泉のご登場です。小屋の営業期間外は積雪で倒壊してしますので小屋は解体されており雪の斜面のなかにぽっかりと温泉の穴があいてます、落ちないように気を付けます。
肝心の温泉に降りるためにシャベルで雪を掘って道を作り、湯舟に向かいます。湯温は43度くらいで少々熱め、私は江戸っ子なので動じずに浸かりましたが肌は真っ赤になりました。体は正直ですね、店長は悶えていました。
しかしながらスキーで登り詰めた後の天然温泉は最高ですね、日頃の疲れも吹っ飛びます。
なるべく雪崩の走路にならない場所を選んでテントを張ります。スタッフ市川のテントは懐かしのゴアライト、シングルウォールのテントは楽で良いですね。今は手に入らない逸品です。私と店長はステラリッジの2型で同居です。
夕飯はMSRのガソリンストーブ、ドラゴンフライを使ってお鍋です。火力バッチリでゴーゴーと音を鳴らしながらお湯を沸かしていきます、かさばりますが雪山では大変重宝しますね。
翌朝は前日とうって変わって快晴です、雲海から日の出も見えました。キリっと冷たい空気のなか入る朝風呂は格別ですね。
さて、そろそろお楽しみの時間となりました。滑走のお時間です。
気温が上がり雪が緩むタイミングになると、いい感じのシャバ雪になってきました。
上部は板がよく走り快適な滑りを楽しめました。標高1600m付近になると黄砂の影響かストップスノー気味になってきましたが直前にホットワックスをかけていたのでなんとか滑れました。
さぁまた小日向のコルに向けて登り返しです。気温が高いので付近の山から雪崩の轟音が時折聞こえてきます。
アバランチ装備の携帯はもちろんですが周囲をよく観察してリスクの低いコース取りが安全に繋がります!
晴れていれば小日向のコルはアルプスの展望台です、白馬岳もよく見えています。
白馬岳いえばこの時期だと白馬主稜ルートも有名ですね、昨年登山本店メンバーと登りましたが大変登り甲斐があり良いルートです。<こちらから記事も見れます>
あとは猿倉まで滑り降りていきます。程よいツリーランで楽しめました。また二股まで林道を90分修行歩行して無事下山です。
春の山スキーはヤニなどの汚れで板も痛みますね、シーズン終盤なのでそろそろメンテナンスも必要です。
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