こんにちは、石井スポーツ秋田店 相田です!
今回は、残雪期の後立山連峰主要峰、五竜岳に登ったときに感じた「雪が多いシーズンの残雪期の登山で思ったこと」をお伝えしたいと思います。
早速ですが、今年はここ数年でも雪のコンディションが非常に良い(降雪量が多い)年でした。そのため、雪が降らない時期でも例年よりも雪が登山道上に多く残っており、例年より残雪期が長いなという印象を受けました。
「残雪期が長い」というのは残雪期登山を楽しみたいという方には嬉しい限りですが、
これが問題に発展することも…
最近では山のルート・自身の位置情報を出すアプリが登山者の間で普及していると思います。それらのアプリの機能で他の登山者の記録を見ることが出来るのも嬉しいのですが、お伝えしたいのは、それらで得られる情報を鵜呑みにしないことです。
アプリ内で第三者が記録した情報が必ずしも、ご自身が登られる登山道の状況と同じだとは限らないのです。山の中の状況は天候などの環境によって毎日変化します。昨年と同じ日にち、時期でも全く違うことが多いですし、昨日の情報もすでに古い場合もあります。
そのため、もしアプリで得た情報を鵜呑みにして準備をしてしまうと…もしかしたらその準備は現状の登山道に対して準備不足になってしまうかもしれないのです。
残雪期は特に顕著です。
残雪期では、ルートが消えていることもしばしば。
より安全に山の頂上を目指すには、適切なルートファインディング、夏道と積雪期のルートのどちらを辿った方がよいかの見極め、経験を基にしたその場の状況での判断力が必要です。
アプリで得られる情報だけを鵜呑みにしないで、最新の天気予報や地図の確認、想定される場面のシミュレーションなどさまざまな情報を生かすことが大事!あらゆる情報を参考にすると、適切な道具の選び方・使い方の確認ができ、入念な登山準備、計画を練ることができます。
↑スカルパ リベレライトHD
キックステップをする時、このシャンク(靴底に入っている部品)の硬さとランド(靴の周囲をぐりると囲むように取り付けられている保護・補強のためのパーツ)がしっかりついている靴が安心でした。
そうすれば、登山における安全性が増え、夏前の春山の絶景やその時期に現れる動植物を見る余裕も生まれて、より楽しむことができます。
登山の準備の段階で、登山道具の使い方、道具の選定や、登山道の情報など、ぜひお気軽にご相談ください♪
お客さまの登山が楽しい思い出になれば幸いです。
どんな些細なこともぜひ、気軽にスタッフとお話ください^^