こんにちは!
石井スポーツ秋田店、相田です!
登山を初めてかれこれ20年以上が経ちました…
父と一緒の登山や、大学生のときに無茶した登山などいろいろな思い出がありますが、そのときごとに学びがありました。
この頃、自分の流行りといいますか、新たな学びがあったのでお話させていただきます。
普段、登山やアウトドアアクティビティで使う肌着(肌に直接触れる衣類)はどのようにお選びでしょうか?
価格や見た目、快適性などなど、選び方は十人十色かと思います!
最近の私の選択肢は
- 化学繊維の速乾性シャツ
- ポリプロピレン素材のドライアンダー(肌着)+化学繊維の速乾性シャツ
- 薄手ウールのシャツ
- ポリプロピレン素材のドライアンダー(肌着)+薄手のウールシャツ
このほかに長袖、襟付き、ノースリーブという形状を考えて合わせることにしています。
私は最近③の「薄手ウールのシャツ」に魅せられて、積極的に登山で使用しております。
肌着にはそれぞれの素材に特性があります。さらに、製品ごとに特長があるメーカーも増えて、肌着ひとつ選ぶのがとても楽しい時代になりました♪
素材のメリット・デメリットをご紹介!
ここで私が感じている、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します!
①化学繊維の速乾性シャツ
メリットはずばり、汗をかいても乾きが早く、安価で、デザインも多種多様なところ!アウトドアメーカーのみならず、さまざまなメーカーが販売しており、販売店も多いので簡単に手に入ります◎
デメリットは匂いでしょうか。普段着として使用する分には問題ないかと思いますが、私のようにトレイルラン大会などで10時間以上走ったりすると、匂いが気になりはじめます…
②ポリプロピレン素材のドライアンダー+化学繊維の速乾性シャツ
化学繊維の速乾性シャツをより快適に着る、合わせ方になります!
現在は多くの方に周知され、実践していらっしゃる方も多いかもしれません。
安価で手に入りやすい化学繊維の速乾性シャツに、ちょっとこだわった肌着を合わせるだけで快適な登山に繋がるかと思います。匂いは気になりますが、速乾性シャツ単体で着るよりも軽減される印象です。
日帰り登山であればこの組み合わせはベストです!
当店でも、ドライアンダーをお取り扱いしております!
③薄手ウールのシャツ
メリットはウールの特性である「抗菌・防臭・保温」の効果が得られること。
匂いもあまり気にならないので縦走登山の際はウール一択にしています。縦走登山の時はウール、と自分ルールがあることで他の準備に時間を充てられるようになりました!
デメリットは高価なこと。一着一万円を超えるものが多く、登山用品店での販売が多いため入手しにくいことも。速乾性のシャツに比べると、吸収した汗が乾くまで少し時間がかかるので、汗で濡れた服を着ている不快に感じる場合も。ただし、ウールは汗で冷えたりしないので、ここも嬉しいポイントです。
④ポリプロピレン素材のドライアンダー+薄手のウールシャツ
ウールシャツ一枚だけで感じる不快感を減らす着方になります!
ウールシャツが体に直接触れず、ドライアンダーが汗を速乾してくれるので、先ほど申し上げた「汗で濡れた服を着ている不快感」が軽減されます。
デメリットは重ね着している分、わずかながら重量が増える点と、より高価になる点です。
それぞれの素材にメリット・デメリットがありますが、やはり最終的な選び方は好みですよね!
ウールシャツ1枚だと「汗で濡れた服を着ている不快感」があると申し上げましたが、私自身はウールシャツ1枚で着ています。ウールの肌触りが良いということもありますが、直接ウールのメリットを肌で受けたいと思っているからです。
速乾性シャツに比べると汗が乾くまでに少し時間がかかりますが、ウール特有の乾いたときの「さらっとした着心地」は気持ちいいなと感じます。特に、登山で大汗をかいたあとや、ひやりとする岩場が終わり、体を休ませているときに価格以上の快適性と安心を感じます。
また、「地球にやさしく」「エコ」「サステナブル」を耳にすることが増えた今の時代に、天然素材100%のものを自然の中で着るというのも考えさせられるものがあります。
ぜひ、さまざまな素材の特性を知って、ご自身の好みのスタイルを見つけていただけると幸いです!