シーズンが少しずつ近づいて参りました。
皆さま、ご自身の板にワックスをかけていますか?
「ワックスは競技をする人が使うもの」
「初心者だから、まだ必要ない」
「道具をそろえるのが大変そう……」
そんなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、ワックスは速さを競う人だけのものではありません。
もっと気持ちよく滑りたい。思いどおりに板を動かしたい。
お気に入りの板を大切に使い続けたい。
そんな方にこそ知っていただきたいのが、
「ワクシングキット」です。

今回は、GALLIUM(ガリウム)の「ワクシングKit」を例に
ワックスが必要な理由から、キットに含まれる道具の役割までご紹介します!
■そもそも、なぜワックスが必要なの?
滑走面と雪との間には摩擦が生じます。雪の状態や温度、水分量などによっても滑りやすさは変化します。
板を雪の上に置けば、いつでも同じように滑るわけではありません。
そこで重要になるのがワックスです。
① 滑走性を整え、滑る楽しさを引き出す
ワックスは、滑走面と雪との摩擦を低減し、滑りやすさを向上させるために使用します。
滑走性が低下していると、平らな場所で思うように進めなかったり、
緩斜面でスピードが伸びにくく感じたりすることがあります。
適切にワックスをかけて滑走面の状態を整えることは、
スキーやスノーボード本来の楽しさを引き出すための大切なメンテナンスです。
GALLIUMをはじめとした各WAXメーカーも、ワックスによる摩擦の低減や
滑走性・操作性の向上を目指しています。
② 操作のしやすさにもつながる
滑走性は、速さだけの問題ではありません。
板がスムーズに滑ることは、ターンや移動を快適にするうえでも重要です。
特に、緩斜面で止まりそうになるたびにストックで漕いだり、
スノーボードで平地を進むために何度も足を着いたりする場面では
滑走性の違いが快適さに影響することがあります。
もちろん、ワックスだけですべての操作が簡単になるわけではありません。
技術や雪質、板の状態も関係します。
それでも、道具の状態を整えることは、
自分の技術をしっかり発揮するための土台になるのです。
③ 滑走面のコンディションを整える
ワックスには、滑走面のコンディションを整える役割もあります。
スキー・スノーボードの滑走面は、使用や保管によって汚れたり、
乾燥したような白っぽい状態になったりすることがあります。
汚れを落とし、適切にワックスを塗布することは
滑走面を良好な状態に保つための基本的なケアです。
※ただし、ワックスを塗るだけですべての傷や劣化を修復できるわけではありません。
深い傷や滑走面の損傷がある場合は、専門的なチューンナップが必要になることもあります。
■ホットワックスって何が違うの?
今回ご紹介するのは、GALLIUMの「ワクシングKit 」(JB0014)。
このキットで始められるのが、アイロンを使って固形ワックスを溶かし、滑走面に塗布する「ホットワクシング」です。
ホットワクシングは、ワックスを滑走面に塗布したあと、
冷ましてから余分なワックスをスクレーパーで取り除き、ブラシで仕上げるメンテナンス方法です。
簡易ワックスのように手軽に塗る方法とは異なり、
アイロンやスクレーパー、ブラシなどの専用用具が必要になります。
その分、滑走面の状態を確認しながら、
手順に沿って丁寧にメンテナンスできるのが魅力です。
このワクシングKitには、そのホットワクシングを始めるための基本用具がそろっています。
■GALLIUM「ワクシングKit」の内容をご紹介!

1. ワクシングアイロンHandy
ホットワクシングの中心となる道具です。
アイロンで固形ワックスを溶かし、滑走面に均一に塗布していきます。
一般的な衣類用アイロンとは異なり、ワックス作業を行うための専用アイロンです。
※ホットワクシングでは、アイロンの温度管理が重要です。
ワックスを焦がさず、アイロンを滑走面の一点に止めないようにし
十分な換気を確保して作業してください。
作業方法は付属マニュアルをおたしかめください。もしくは
店頭スタッフにお尋ねください。

2. EXTRA BASE VIOLET(100g)
ホットワクシングに使用するベースワックスです。
滑走面のコンディションを整えるための基本となるワックスで、キットには100gが付属します。
※VIOLETは対応する雪温の目安を持つワックスです。実際の使用時には、商品の適用温度や雪の状態を確認しましょう。

3. ミニクリーナー(60ml)
滑走面に付着した汚れや古いワックスを落とすためのクリーナーです。
ワックスを塗る前に滑走面の状態を整えることで、メンテナンスを始めやすくなります。
4. ワクシングペーパー(10枚)
アイロンと滑走面の間に挟んで使用する専用ペーパーです。
ワックスを伸ばす際に使用し、アイロンを直接滑走面に当て続けることによる焼き付きのリスクを抑えるのに役立ちます。
5. ミニスクレーパー
ワックスを冷ましてから、滑走面に残った余分なワックスを削り取るための道具です。
塗るだけで終わらず、余分なワックスを取り除くことが、ホットワクシングの重要な工程です。
6. ナイロンブラシ
スクレーパーで余分なワックスを取り除いたあと、滑走面に残ったワックスをブラッシングするために使います。
ワックスの仕上げ工程に欠かせない道具です。
7. ファイバーテックス(細)
滑走面の仕上げに使用する繊維状のメンテナンス用品です。
ブラッシング後の仕上げなどに使い、滑走面を整えるのに役立ちます。
8. ワクシングマニュアル
ホットワクシングの手順を確認するためのマニュアルです。
初めて挑戦する方も、作業の流れを確認しながら取り組めます。

9. ケース
キットの道具をまとめて収納するためのケースです。
必要な用具を一か所にまとめられるため、保管や持ち運びにも便利です。
10. ステッカー
キットに付属するステッカーです。
道具をそろえる楽しさを、ちょっとしたアクセントでも感じられます。
スキーやスノーボードは、買ったら終わりの道具ではなく
滑走面の状態を確認し、汚れを落とし、ワックスをかける。
そんなひと手間を加えることで、自分の板のコンディションを知るきっかけにもなります。
そして、ゲレンデに出たときに感じる「いつもより気持ちよく滑れる」という感覚は、道具を大切に手入れする楽しさにもつながります。
最初から難しいワクシングを完璧にこなす必要はありません。マニュアルを確認しながら、基本の手順を一つずつ身につけていきましょう。
この冬は、ぜひ自分の板のメンテナンスに挑戦してみてください!



