こんにちは!
石井山専です。
バックカントリーコーナー「b.c.map」より
来シーズン登場予定の
TECHビンディング情報です。
G3から発売予定の
「Ion」イオンです。
Introducing The 2014/15 G3 ION Tech Binding from G3 Genuine Guide Gear on Vimeo.
これまでG3にてリリースされてきた「ONYX」よりも軽量性、
着脱や歩行時の操作性を重視したタイプとなりそうです。
つま先で履きこむ際によりスムーズさを感じます。
凍りついた雪をクラッシュして吐き出す構造もしっかり搭載されています。
深雪で履きなおす時のストレスが更に軽減されるでしょう。
少しだけ、店頭でも見させていただきました。
その後、すぐに他の展示場へ旅立っていきました・・・
トゥピースしか確認できませんでしたが
取り付けビスの配置も広めにとってありました。
メーカーでは33%広いとのことです。
ファットスキーとの相性も問題ないと思います。
ピンの広がり方は大きかったですね、履き安そうでした。
閉じたときのピンの高さ(=ブーツのトゥの高さ位置)はちょっと高さを感じました。
Dynafit Raicalシリーズの取り付け幅より広かったかも(すみません、興味先行で測るの忘れちゃいました)
現行のDynafit Radicalシリーズのトゥピース付けビスもIon同様4点止めです。
内2点は金具の端っこギリギリに配置、残る2点は金具内側に配置されています。
Ionは4点が全て金具の端っこギリギリの位置です。
4点の位置そのものもDynafit Radicalとは少し違います。
取り付け幅の違いがここに出ているのでしょうか。
トゥピースの「歩行」⇔「スキー」の取り扱いは
従来のDynafit Bindingと同様です。
ヒール部分は360°回しません。90°の可動範囲を行き来させるだけで機能します。
「スキー」⇔「ウォーク」の切り替えは少し単純化されたように感じました。
360°回すシステムに慣れてきたDynafitユーザーにはちょっと戸惑うかも?
Dynafitのブレーキ付きビンディングでは
スキーからウォークへモードを切り替える際
スキーブレーキでヒールピースの回転を邪魔しないように下に押さえつけて
ヒールピースを回すという作業になりますが
Ionではそれぞれが単独での操作が可能です。
ひとまずヒールピースを90°回してから
ブレーキを歩行時の状態に持って行くことができます。
ブレーキがヒールピースに搭載されているモデルの中では
新しい機能では無いでしょうか。
今まで同社で販売されてきた「ONYX」のブレーキシステムが
活かされているような気がします。
動画の中で「One Tool」とありました。
ヒール部分で開放値とブーツサイズ調整を行う際
ドライバー1本で出来ます、とあります。
Dynafitなど今までのTECHビンディングは
こういう細かい所の配慮は意外と少なかったりします。
現在わかる範囲でのスペックです。
DIN: 5-12
WEGHT: 585g (片方、ブレーキ込み)
ブレーキオプション
85, 95, 115, 130mm
クランポン
85mm, 105mm, 130mm
Weght: 137g
Material: Embossed 7075-T6 alminium
価格は未定です。
G3のクランポンは、あらかじめ金具(トゥピース)に
取り付けたビスに噛み付かせるようなセッティングスタイルで
Dynafitのようにスライドさせるものとは違い着脱は早いと思います。
取り付けてからの強度は、私としてはDynafitのシステムが好きです。
今後予定されているかぐらスキー場での試乗会では
搭載されたスキーでの試乗は厳しそうですが
デモボードでのお披露目が出来るよう目指しています。
ちょっと長くなりましたが
今までDynafitビンディングで手こずっていた方へ
ちょっと注目されそうなIonのお知らせでした。
石井山専 内藤