最近話題になっている、「ドライアンダー」や「ドライレイヤリング」。
具体的にはどういうことなの?と思っている方に、ドライレイヤリングの目的とアイテムの選び方をお教えします。
こんにちは。ミレーの山おんな、松井です。
登山は、他のスポーツと違って、汗をかいたからといってすぐに着替えることが難しいですよね。
その上、汗が出た状態で、どんどん標高が高く気温が低い所へ登っていくので、「汗冷え」という現象が起こります。
汗冷えは、肌についた汗が蒸発する際の気化熱で、体の表面温度が下がり、体温が奪われる現象。
疲労によるペースダウンや腹下し、ひどい場合は低体温症を招く、登山の天敵です。
しかしながら、汗を肌から素早く離したり、蒸れを逃がしたりする性能に優れたウェアを重ね合わせることで、汗冷えを予防することができます。それがドライレイヤリングです。
ドライレイヤリングを実践するには、ドライアンダー・カットソー・アウタージャケット・防寒着にドライアイテムを選び、効果的に重ねることが重要。
今回はそれぞれの選び方のポイントをご紹介します。
STEP1.ドライアンダー
肌から汗を素早く吸い上げ、上に着たウェアに拡散させることで、肌をドライな状態に保ち、汗冷えやベタつきを抑えてくれるアイテム
選び方のポイント
1.吸汗・速乾スピードが速い
2.体温推移が小さい(暑くも寒くもなりにくい)
3.上に着たウェアからの汗戻りが起こりにくい
ドライアンダーの詳細は、ぜひこちらのブログをご覧ください!
http://yamasen.ici-sports.com/staff_blog_detail.php?p=3438
STEP2.カットソー
ドライアンダーから素早く汗を吸い上げ、拡散・乾燥させるアイテム
選び方のポイント
1.吸汗性が高い
2.秋冬は保温性と調湿性に優れた素材(メリノウールなど)
3. 夏は通気性と速乾性に優れた素材(ポーラテックパワードライなど)
STEP3.アウタージャケット
雨風による冷えから体を守り、体の内側から起こる蒸れを逃がし発汗を抑えるアイテム
選び方のポイント
1.透湿性(蒸れにくさ)
2.防水性
3.用途の汎用性(ソフトシェルとしても幅広いシーンで使える)
STEP4.防寒着
気温と使い方に合わせて、保温性をプラスするアイテム
選び方のポイント
1.高い保温性ならダウン
2.適度な保温性と通気性ならフリース
3. 適度な保温性と収納性なら化繊中綿(3defxなど)
みなさまもドライアンダーを活用したドライレイヤリングで、一日の寒暖差の激しい秋山も快適に楽しんでください!
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お待ちしておりまーす。
石井山專ミレー 松井