台風が来ています。
こんな時は山を諦めて、山の読書で楽しみましょう!
まずはこれ。
「穂高に死す」
槍・穂高の登山史を振り返りながら、
若くして逝った松濤明や加藤文太郎など著名な登山家たちの
壮絶な青春群像に迫る本。
おいしいとこどりのおすすめ文庫本です。
これを読んだら気になった登山家を掘り下げていきましょう。
「新編 風雪のビバーク」
「1月6日 フーセツ 全身硬ッテ力ナシ…」
凍える指先で書かれた行動記録は、次第に遺書となっていく。
壮絶な手記を残して冬季の槍ヶ岳北鎌尾根で逝った松濤明の
紀行文とエッセイを再編集し、解説を加えた文庫本です。
北鎌尾根に行ったことある方、これから行く方も必須本です。
「氷壁」
主人公のモデルとされたのは松濤明。
井上靖の文章力にぐいぐい引き込まれます。
上高地・穂高の峰々の描写が好きです。
主人公の最後は自分だったら…、胸を打たれます。
「ふたりのアキラ」
冬季北鎌尾根で逝った松濤明と第二次RCCを創設し、
日本のアルピニズムを牽引した奥山章。
北鎌尾根に消えた松濤明を上高地で待ち続けた芳田美枝子は
のちに奥山章と結婚する。
二人のアキラの知られざる登山史を描いた話題作です。
たまには山に行かないで、読書はどうでしょう?
松濤明特集でした!
【松本店】佐藤
塩尻洗馬の美須々。
美味しいお酒です。
一杯やりながらの読書も良いですね!