神田本館の渡部です。
9月17日(月)から20日(木)にかけて、長野県の白馬三山と不帰キレットに挑戦してきました。
白馬三山は白馬岳(2932m)、杓子岳(2812m)、白馬鑓ヶ岳(2903m)の山の総称であり、また白馬鑓ヶ岳から唐松岳(2696m)にかける縦走路は「不帰キレット」と呼ばれる難コースであります。
1日目は猿倉荘から白馬大雪渓を経由して白馬頂上宿舎まで進みました。白馬大雪渓は「日本三大雪渓」のひとつに数えられる雪渓ですが、この時期では雪渓歩きは約500mほどでほとんどが雪渓のわきの秋道ルートを進みます。(ただし秋道ルートも細かい土やガレ石が多く、また落石も多い地帯なので注意が必要です!)
この日は天気もあまり良くありませんでしたが、翌日からは天候も回復し剱岳もきれいに見ることができました。
そしていよいよ不帰キレット、そして唐松岳に向かいます。当日は天気は快晴で素晴らしい稜線歩きをすることができました!
天狗の頭を越えると、不帰キレットの第一の核心部でもある「天狗の大下り」。鎖場に加えてほとんどの箇所がザレ場になっており傾斜もありますので落石に要注意の箇所です!!
天狗の大下りの後に不帰ノ嶮がⅠ峰、Ⅱ峰、Ⅲ峰と続きます。Ⅰ峰とⅢ峰については、巻き道などで歩けるルートがついており危険などはございません。一方Ⅱ峰の北峰への上りがキレットの核心部といえるでしょう。この箇所の通過には最大限の注意が必要です!
唐松岳に到達した際にはかなりの達成感につつまれました笑!来年は唐松岳から五竜岳・鹿島槍ヶ岳への「八峰キレット」に挑戦したいと決心しました。
翌日に八方池に下山となりました。紅葉もだいぶ進み山間の色づきが日々深くなっています!八方池は初心者の方でも歩きやすいルートもございます。しかしこの4日間でも朝夕はかなりの冷え込みでした。防寒対策はしっかりと備えて、お出かけください。
神田本館 渡部