とってもアビナイヨ!西穂奥穂岩稜縦走!!
こんにちは!
ICI石井スポーツあらためMt.石井スポーツ立川店のバヤシです。今回は先週荒天の中強行した穂高縦走のレポートです。
迫る台風!天気は如何に!?
9月26日(水)04:00大雨の東京を出発!
高速を一路松本へ。アルプス玄関口と言ったらMt.石井スポーツの松本店と松本城!
国宝の美しい天守群をじっくり堪能して英気を養います。
青空が見えてきた!!
安房トンネルを抜けると一気に青空が!
新穂高温泉の登山口からは圧倒的な展望が開けていました!
今回台風の影響で青空をあきらめていたのでテンションが一気に上がります。
新穂高ロープウェーで一気に稜線へ!
13:30新穂高温泉出発。
ロープウェーを鍋平で乗り継いで一気に2156mの千石平の西穂高口へ。
ロープウェーの展望はまさに息をのむ絶景!
日本初の2階建てロープウェーからの景色は絶景!
笠ヶ岳から槍ヶ岳、穂高のギザギザした稜線、焼岳などの景色に思わず圧倒されてしまいます。
ちょうど紅葉が見ごろ!
西穂山荘までの2000m前後の尾根歩きは森の中の比較的穏やかな道で所々で紅葉が楽しめました!
お待ちかね!山小屋ゴハン!!
15:15今夜のお宿「西穂山荘」に到着!
いつもツェルト泊ばかりですが今回は贅沢な小屋泊まりです!
晩御飯はご飯とおみそ汁がお代わり自由!最高です!
寝室はこんな感じ!
10人部屋でしたが天気予報が良くないためか空いているとの事。大きなお部屋に4人だけで快適に過ごせました!
日没から外は大荒れでものすごい雨風の音がしていましたが、部屋は暖かく快適に、そして久しぶりにゆっ~くり寝る事が出来ました!
横殴りの雨の中出発!
05:20あまりにも風雨が酷いので予定よりも1時間半出発を遅らせて西穂山荘を出発!気温は4℃
朝食とお昼御飯は事前に予約して小屋でお弁当を用意していただきました。
西穂独標に到着!
06:30西穂独標到着。雨と風が強くとても冷え込み、レイングローブの下にインナーグローブを入れていても指先が冷えるほど。ここでレインの下にポーラテックアルファのインシュレーションジャケットを着込み、グローブも冬用を装着。
独標の先、西穂高岳から奥穂高岳までは縦走路としては日本屈指の難ルートと言われており、バリエーションルート並の難路が次から次へと待ち構えています。
西穂高岳でガスが晴れてきた!
08:20西穂岳到着。予報では前線が抜けて午後から晴れるとの事で、ガスも薄くなり展望が開けてきました!
岩場に何かいる!?
間ノ岳の登りで前方を素早く横切る謎の生物を発見!
素早く動くその正体とは!?
新穂高ロープウェーのゆるキャラ「おこ丸」でもお馴染のオコジョでした!
動きが早すぎるのと迷彩色でどこにいるのかわからずカメラでその姿を追うのに苦労しました。
雨に濡れる逆層スラブを突破!
間天のコルからは逆層スラブが待ち構えています!
靴のフリクションと鎖を信じて慎重に登ります。
次から次へと難所が登場!
岩の屏風沿いに脆い岩屑のルンゼを登りきると間ノ岳山頂。
ガスの中から槍が現る!
またガスが出てきていまいちどこにいるのか掴めませんが、眼前のガスが流れて槍が現れそしてすぐ消えて行きました。
ようやくジャンダルムが見えた!
コブ尾根の頭から一瞬ガスが晴れ青空と共にジャンダルムが登場!
風格ある穂高岳の主峰奥奥穂高岳も見えました!!
無念!ガスの中のジャンダルム
14:30ジャンダルム登頂。先ほどまでの青空はあっという間に消え去り再びガスが出てきました。
ジャンに登っている時におでこに握りこぶし大の岩が激突。ヘルメットのお陰で無傷でしたが、もしヘルメットが無かったらと考えるとゾッとします・・・
ロープで懸垂下降!
長い鎖場は岩も脆く通過に時間がかかるので、ロープを出してさくっと懸垂下降して降りてしまいました。
ようやく奥穂高岳に到着!
視界が悪くルートもわかりずらい状況でナイフリッジの馬の背を突破。16:50奥穂高岳山頂に到着しました!
寒さでグローブが凍る!
気温-4℃。叩きつけける風とミゾレで顔が痛い!
小屋には暗くなる前に到着したいところですがなかなかペースが上がらなく焦りますが、慎重に歩を進めます。
小屋目前まで気が抜けない!
奥穂からなだらかな稜線を下ってようやく小屋が見えてきても気が抜けません。穂高岳山荘の真上にも梯子と鎖場の難所が待ち構えています。
アルプス一万尺の中秋の名月!
美味しい晩御飯と美味しいお酒をいただいて外を見ると月明かりで明るくなっていました!
下に見えるのは涸沢の小屋とテン場。平日にも関わらず多数のテントがひしめいていました。月夜もしばらくすると再び風雨が強くなって大荒れになってしまいました。
9月28日は超快晴!
05:30より朝食。食堂からはちょうど昇ってきた日の出を楽しむことができました!名物の味噌の杣葉焼きをいただきながらの至福の時間を過ごしました。
名残惜しくも下山開始!
06:40これまた難路と言われる標高差約1900mの白出沢ルートで下山開始!
ひたすらガレ場を降りる!
穂高の稜線で朝日が遮られる白出沢の下りは風も強く、-4℃の気温以上にとても寒く感じられました。
でた!名物「アビナイヨ」!!
07:40不安定なガレ場の下りはいつまでも続き疲れが怒りに変わる頃、大きな岩に書いてある「アビナイヨ」を見てどれだけほっこりするかはこの道を使った者にしかわかりません。
2300m付近は紅葉が見事でした!
この日は初氷も観測されたとのことで草には霜が降りていましたが、紅葉も楽しめました!
最後の難所!岸壁をくり抜いた岩切道!!
荷継沢、鉱石沢を越えると切り立った岸壁に道を切り開いた岩切道が現れます。岩切道は穂高岳山荘50周年を記念して今田重太郎氏により整備され、鎖や鉄杭、鋼線がしっかり整備されているので安心して通過できます。
重太郎橋は増水時に注意!
10:10長い梯子を下ると白出沢を渡る重太郎橋にたどり着きます。この重太郎橋は大雨の際は渡れないので要注意!
お弁当は飛騨名物「杣葉寿司」!
重太郎橋を渡ると森の中の穏やかな道になります。穂高岳山荘で用意していただいたお弁当はご当地名物の杣葉寿司。大きな杣の葉っぱにお寿司が包まれています。食欲のない同行の友人の分ももらって2つも食べてしまいました。
この後は、長い林道歩きを経て13:50に新穂高温泉に到着しました!
〆は絶景露天風呂を貸し切り!
新穂高も一昔前と違って日帰り温泉施設が沢山作られましたが、やはり穂高の帰りは「新穂高の湯」!
槍が望める橋の下にある源泉かけ流しの解放感あふれる露天風呂で山行の疲れも吹っ飛びました!
今回は西穂から奥穂までのルートも貸し切りで、静かに岩と山に向き合えたエキサイティングな山旅を満喫しました。
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明日は18回目のハセツネを走る☆バヤシでした