入浴は高難易度!?秘湯を求めて那須岳へ!!

こんにちは!立川店バヤシです。
今回は寒くなってくると恋しくなる秘湯の旅を紹介します。
※那須茶臼岳について※
約50万年前から活動を始めた那須火山群の中でも茶臼岳は1.6万年前から活動を始めた若い複式成層火山です。明治以降もたびたび噴火しましたが、昭和38年の小規模な噴火を最後に最近は目立った活動をしていません。しかし現在も数ヵ所から噴気を上げている活発な活火山であり、気象庁の常時観測火山の一つになっています。今回の野湯についても噴火だけではなく、噴気帯から発生する有毒ガスなど火山特有のリスクを承知の上で、細心の注意と装備で山行に挑みました。
雪の残る那須岳へ!

11月28日(水)極上の湯を求めて東京を出発!
目指す秘湯は那須茶臼岳の中腹にあるという・・・
事前のリサーチでは戦前まで温泉に山小屋が営まれていたこと、廃業後も温泉が垂れ流されていること、その湯はとてもヌルいことが判明しました。
野湯を堪能するための準備は万端!

スコップやバール、パラソルやシェルターなど野湯を楽しむための装備でザックはパンパン!
さらに今回はこの日のために準備した秘密兵器も装備!
いよいよ某温泉跡に到着!

かっては夏季のみ営業していていたという山中の某温泉も、廃業後約80年の歳月を経て今は石積に往時の痕跡を残すのみ。往時は湯治客や修験者、登山客で賑わっていたとか。
現在は地形図にも温泉マークは無く、一部の温泉マニア以外には知られていないスポットとなっています・・・
今も岩盤から湯が滴り落ちている!

温泉跡は沢にダムを作る形で平坦な土地を造成しており、谷の両側の岩盤から湯が湧き出ています。やや金味のある単純泉で、ほんのり硫黄の匂いが感じられます。写真のところが一番温度が高いポイントですが、それでも人肌程度。湧出量も少なくこの時期の入浴はかなりハードルが高そうでした。
勇者のみがチャレンジするという泥の湯!

この水たまり、もとい湯だまりが「泥の湯」。鉄分で赤茶けた湯の花成分と枯葉の腐葉質が沈殿した天然の浴槽。深さは30cmほどで夏は入浴にチャレンジする猛者がいるそうですが、気温3度のこの時はさすがにパスしました・・・
この温泉跡周辺で入浴に適する源泉を探しましたが、どれも温度や湧出量、浴槽の問題で無理そうなのであきらめました。
そしてついに本命の野湯へ!

この温泉跡から約10分ほど下ると、急なガレ場にぽっつりと温泉が湧き出しているポイントが現れます。
じっくり湯と向き合うためにベースキャンプを設営!

野湯の周囲を明るいうちに偵察し、ベースキャンプを設営。
桶やスコップ、バールなど野湯を楽しむための装備で重量とザック内のスペースを取りますが、ツェルトなら軽量コンパクトで便利です。設営もポールが無いためとても早く、立ち木から支点が取れれば3分もかからないであっという間に設営完了!
マットレスは超軽量かつ超暖かいネオエアーXサーモ!

この日は深夜に大粒の雨が雪に変わりかなり冷え込みましたが、保温力とクッション性の高いマットのおかげで快眠!
上の画像のマットレスは「ネオエアーXサーモ」。183cmの全身サイズ(R)で410gと超軽量かつコンパクトで、アルミの断熱板が4枚も入っているのでぬくぬくと暖かく冬山の快適な睡眠には欠かせないアイテム。
電池込で66gと超小型軽量の専用電動ポンプ「ネオエアーミポンプ」があれば3分ほでパンパン!膨らますのも超楽チンです!!
いよいよ野湯にチャレンジ!

近年篤志家が整備したと思われるこの野湯は、縁から湧出する低温の源泉と、崖の上部からホースで引かれたやや温度が高めの源泉の2種類の源泉が注がれる正真正銘の垂れ流し、もといかけ流しの極上温泉。
いざ入湯!寒ッ!!

早速服を脱ぎ捨て入湯!
やっぱりぬるい!事前情報を得て覚悟していたとはいえかなり手強い!
しかも噴気のため木も育たない谷間にあるこの出湯は、よく風が抜けるのでかなり寒い!
浴槽は足首が隠れるほどの深さで、露出している上半身が風に曝され体温がどんどん奪われる!
持参したバールやスコッブで底を掘ろうとするもとても固くて全く歯が立たず万事休すか・・・
起死回生の秘密兵器が登場!!

こんな時のために用意したのがコレ!
一見某家具屋さんの買い物袋に似ていますが、なんと友人がブルーシートをミシンで縫って作成した力作!
折りたたんでコンパクトに収納出来る優れもので、展開して細竹のフレームをスリーブに通して固定するだけで大人が足を伸ばして入れる湯船が完成です!
これでホースから注がれる温度の高い源泉がぬるい源泉で希釈されることなく溜めることができ、しかも湯船が寒風から守るバリケードになりかなり助かりました!
それでも湯船の温度は約34度ほどで、湯の中にいる分にはちょっとぬるいぐらいで快適でしたが、外に出て着替えるまでは寒すぎてかなり苦労しました。
より温度の高い源泉を引き湯!

日の出とともにより高い温度の源泉を求めて工事開始!
早朝温泉の様子を見に行くと野湯の上部の崖から湯気が上がっており、付近で一番高温の湧出口を発見。周囲に散乱する昔の温泉開発で残置されたと思われるパイプなどを集めて約30mのパイプラインを作りました。
超贅沢!3種類の源泉がミックス!!

左上部にある源泉近くに浴槽が設置できればよかったのですが地形的に厳しく、湧出口ではかなり熱かった源泉も距離がネックになってかなりぬるくなってしまいました。
解放感あふれる野湯を心行くまで堪能!

このとても便利な湯船を作った当の本人は、せっかく温泉に入りに来たのになぜか固く入浴を固辞したので一人で心行くまで湯を楽しみました!
旅の〆は北温泉!!

そして湯船とベースキャンプを撤収し下山。
帰りは映画のロケで一躍脚光を浴びた「北温泉」で立ち寄り湯。
あの野湯に浸かった者にしかわからない、熱っい温泉の包容力に感動しながら帰路につきました。
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次の山遊びを計画中の立川店☆バヤシでした




