こんにちは
仙台地区随一のMONO好きで登攀具担当の一柳です。
今回は、毎年この時期に最も多く聞くお悩み「大きなヘルメットは無い?」に
弊社を代表するアルパインクライマーのAさんと共にお答えいたします。
まず、頭が「大きい」とは、どういうことなのでしょうか?
お客様のお話を総合すると
「頭の幅が広く側頭部分が圧迫される」
「頭の幅が広くヘルメットが浮き上がる」
つまり「頭の幅に対してヘルメットが狭い」ことなのです。
この議論のポイントは、人種による頭蓋骨の形の違いと、選び手の被り方に由来します。
まずは骨格について。
欧米人は頭が前後に長く、アジア人は前後の長さがない代わりに横幅が広いという特徴があります。日本の店頭に多く並ぶヘルメットはヨーロッパやアメリカのメーカーが設計しているため、幅広の頭には合わないヘルメットが多いということが起こるのです。
そんな中、Aさんが選んだ幅広快適ナンバー1は、
PETZL社(フランス)のストラトベント(53-63/415g)。
*yodobashi.comでの取り扱いはございません。お近くの店舗に問い合わせくださいませ。
ほどよくゆったりとしたサイズ感・あごひも強度の変換機能・両側面のダイヤルで直感的なサイズ調整機能が可能な点などが高評価の理由です。重さを感じないフィット感だそうです。
続きまして幅広快適ナンバー2はPETZL社シロッコ(SM/160g、ML/170g) こちらは被っていることを忘れるほどの軽さと良好な視界でランクインです。
ナンバー3はMAMMUT社(スイス)のウォールライダー(52-57/195g、56-61/220g) シロッコ同様、非常に軽いにもかかわらず頭頂部の幅が広く深いため、大き目の頭の人にもかなりゆったりなフィッティングに。
バラクラバやニットキャップを併用する冬山や高所登山でご愛用とのことです。
次に被り方について。これが意外に知られていない重要事項なのです。 下の画像は左と右ではどちらが正しいでしょうか?
正解は右です。
上方からの衝撃を受け流すのがヘルメットの役割ですが、左の被り方では上方から額は護られておりません。眉毛の高さまでしっかりと被るのが正しいヘルメットの被り方なのです。快適な幅広ヘルメットをお探しのあなた、ぜひ一度ご試着にご来店ください。
石井スポーツ仙台店 一柳
◆ PETZL / シロッコ
サイズ | SM 48-58cm / ML 53-61cm |
重さ | SM / 160g , ML / 170g |
カラー | BLACK / WHITE |
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価格 | ¥15,950 税込 (2020/06/26時点での価格) |
yodobashi.com での取り扱いがございます。
◆ MAMMUT / ウォールライダー
サイズ | SM 52-57cm / ML 56-61cm |
重さ | SM / 195g , ML / 220g |
カラー | WHITE / SURF |
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価格 | ¥16,500 税込 (2020/06/26時点での価格) |
yodobashi.com での取り扱いがございます。