槍ヶ岳の西稜(小槍・曾孫槍・孫槍・大槍)
に行ってきました。
槍ヶ岳西稜は、グレード的には難しくはないバリエーションルートです。
使用したクライミングギア
60m(8.7mmシングルロープ)・クライミングシューズ(あると楽)クイックドロー6本(アルパインクイックドローがよい)ナッツとハーネスやビレイデバイス、カラビナ、スリング。
※カム(キャメロット)#1、#2、#3は持って行きましたが、使いませんでした。
アルプス一万尺で有名な小槍だけ登る方も多いです。
取り付きは、槍ヶ岳山荘のヘリポートからバンドをトラバースするのが、安全かと思います。
小槍は取り付きから、コルへ向けてルンゼを登り、カンテを登って中程でピッチをきり、2ピッチのクライミング。
小槍からコルまでは、懸垂下降でおります。ちょうど30mです。
小槍から曾孫槍までは50mくらい1ピッチで。小槍より先のルートは、岩が脆いので慎重に。大きい岩も安定してないので、ゾッとします。
↑曾孫槍のピーク
孫槍のピークから孫槍の取り付きまで、30mほど歩きます。
次の孫槍は1ピッチでちょうど60mくらい、ルートは若干屈曲してます。孫槍のピークは狭いですが、しっかりとした終了点があり安心です。
セカンドにのぼってもらい、そのまま大槍とのコルまでロワーダウンで降ろします。私自身は、懸垂下降でおります。
最後の大槍も1ピッチ60mくらいです。大槍は、傾斜も緩いので簡単ですが、落石をしないように慎重に登ります。
槍ヶ岳(3180m)の山頂。10月初旬とは思えない。暖かく無風の山頂でのんびりタイム。奥に見えるのは、北鎌尾根の独標です。
ここからは、一般登山道で下ります。ハシゴや鎖場は登りと下りでは、ルートが異なります。
下山後は、テント場でのんびり。朝早く着いたので、一等地に幕営してます。テントは、ニーモのタニ2Pを使っています。軽量でコンパクトになり、大変人気があります。
この日は、はじめて滝雲を見ました。絶景です。西鎌尾根から新穂高方面へ雲が落ちてます。
翌朝は、逆方面への滝雲。
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吉祥寺店加藤 登山ガイドステージⅡ