2020/12/22~23
八ヶ岳南沢大滝でいろいろなアイスアックスを試してきました。
気温-8℃
使用したアイスアックス
・ノミック(ペツル)
・クォーク(ペツル)
・ノースクーロワール(クライミングテクノロジー)
・コブラ(ブラックダイヤモンド)
・バイパー(ブラックダイヤモンド)
・ノースマシンV(グリベル)
など
今回の実験ではこの日の南沢大滝のコンディションの場合の使用感ですので、氷の質など状況が変わればまた違った使用感になるかと思われます。
上の写真では、左手にグリベルのノースマシンV、右手にペツルのクォークを使用しています。
上の写真ではノミックを使用しています。
・ノミック(ペツル)
今回最も個人的に好みだったアックスはノミックです。
今回私が使ったアックスの中で唯一アイスクライミング用のダブルハンドルアックスだったこともあるかもしれません。
片手にノミック、片手にクォークで登ってみましたが、ノミックの方が簡単に氷に深くピックを刺すことができました。
・クォーク(ペツル)
ハンドレストのグリップレスト クォークが折り畳めるため、雪面に刺し込みやすくできます。
ハンドレストのトリグレスト クォークに人差し指をかけることができるため、安定してアックスを持つことができることに魅力を感じました。
全体的なバランスがいいアックスだと思います。
・ノースクーロワール(クライミングテクノロジー)
ノースクーロワールは、アックスを振った時の感じが軽く、ピックの先端が他のアックスよりも薄く細くなっているのでピックが刺さりやすい感じがしました。
振った印象が軽いことと、ピックが刺さりやすいことで、一番使いやすいという声もありました。
・コブラ(ブラックダイヤモンド)
コブラは、ピックの先端上部が丸くなっているせいなのか、とてもピックが刺さりやすい印象がありました。ピックを刺したときに深く刺さる印象もありました。
・バイパー(ブラックダイヤモンド)
とてもバランスがいいアックスだと感じました。
フリックロック式ポンメルの位置が変えられる事も魅力だと思います。
・ノースマシンV(グリベル)
ノースマシンVの特徴としては、
石突きを氷に突き刺して歩く実験をしたときに、ある程度固い氷で一番石突がズレづらかったのはノースマシンVでした。ノースマシンVの石突きはストックの先端のように尖がっているのですが、一度刺さればズレずらい感じでした。
ただ、柔らかい氷や非常に硬い氷などではどのようになるのかわかりません、今回の南沢大滝でのアプローチの時限定の使用感になります。
石突の感じは少し華奢な印象なので、耐久性がどこまであるかはわかりません。
以上 アックスの使用感の個人的な感想でした。
今回の記事は個人的な感想なので、違う意見の人もいました。
実際の使用感は好みがかなり出てくるかもしれません。
土居(ドイガイド)