石井スポーツ秋田店のタカヤと申します。
春のお楽しみ、鳥海山サンセットスキーのレポートです。
ご存じのとおり、鳥海山は山形県と秋田県の県境にそびえ、山頂から日本海まで裾野を引く、日本百名山のひとつでございます。
秋田県内をはじめ、全国的にも人気の山でして、裾野にある某温泉施設に掲示していたポスターには、人気の山ランキングで全国1位になっているのを目にしたことがあります。
※集計方法など詳細は不明ですが、人気なのも納得な気はします。
そんな人気の鳥海山で、気候が安定した春先に楽しめるのが、日本海へ沈みゆく夕日に向かって滑走する山スキーです。
今回の山スキー、そもそもやろうと思ったきっかけは、あるスキー雑誌でした。
ある年の山と渓谷社、「山とスキー」を読んでいた時のこと、「夕焼けスキー」の見出しが目に飛び込んでまいりました。
そこには、ロケーションとして鳥海山、そしてスキーヤーとして当店スタッフの名前が載っているではありませんか!
さっそく話を聞いてみると、気候が落ち着き、雪が残っている時期がよいとのこと。
ベストコンディションで、夕日が沈みゆく日本海に向かって滑るには、冬季閉鎖される鳥海ブルーラインがオープンするのを待つ必要があります。
今年は、雪崩の危険があるとの理由で、ゴールデンウィーク明けに開放された鳥海山ブルーライン。
幅の広い路側帯に車を止めて、スキーをはいてハイクアップします。
いつもは早出早着が山行の基本ですが、夕日の沈む時間に滑り始めることから逆算し、正午過ぎに登り始めました。
それでも、3時間ほどで本日の目標点、笙ヶ岳(しょうがたけ)へ到着です。
まだ午後3時、滑り始める午後6時までは、3時間もあります。
手持ち無沙汰で、薄くモヤがかかる庄内平野を見ながらボーっとすること数時間、これはこれでとても贅沢なひと時です。
時間はあっという間に過ぎて午後5時、滑り出しの地点に移動して風景撮影。
登り始め、路側帯は満車でしたが、今は人は誰もおらず静かです。
いよいよ午後6時、酒田市沖の飛島の上に沈み始めた夕日に向かって滑り出します。
眼下には待ちに待った景色が広がり、夕日が海面を照らし出し、一筋の道のようになっております。
バッチリのロケーションに恵まれた幸運に感謝のテレマークターン(笑)を決め、一気に駐車地点まで滑りおりました。
そして・・・!
実はここからが本日のお楽しみです!
鳥海ブルーラインは、オープンから当面の間、路面凍結のおそれがあるため、夜間通行止めとなるのです。つまり、サンセットをやると山に閉じ込められてしまうのです。
この状況を逆手にとり、車中泊の装備を揃えてソロキャンプをやってやろうと計画していたのです。
5合目の駐車場に車を止め、車内にマットとシュラフを広げ、寝る準備も万端です。
そして、本日の真のお楽しみ、自宅から大事に冷やし続けた缶ビールの登場でございます!!
「アサヒ★スーパードライ」
(ネイティブの発音、脳内で鳴り響く、「ボラーレ♪」、アサヒビールさんの回し者ではございません)!!
冷凍食品のギョウザも、山の上でメスティンを使えば格別の味わいです。
別売りの底あみを使えば、シュウマイを蒸すのもお手のものでございます。
ほろ酔い気分で頭上を見上げれば、流れ星も見える星空が広がります。
落とさないように気をつけて、カメラを三脚にセットして一枚撮影。
忘れられない春のアウトドアの記録になりました。
さて、車で移動してキャンプ、車中泊する方にオススメしたいのが、「WAQ 車中泊マット」¥6,980-(税込、2021.5.19時点)です!
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ちなみに、先にご紹介しました「山とスキー」はこちらになります。
当店の店頭に、若干在庫がございますので、興味ありましたらご利用くださいませ。
せば!
(秋田弁で「それでは」の意。)