素材を知ろう ゴアテックスで濡れず蒸れず【カンダコンペカン】

2023-05-04

アウトドアアクティビティをされる方には周知のことと思いますが、スキー専門店のカンダコンペカンからゴアテックスについて
 
ゴアテックスとは
フッ素樹脂(PTFE)から作られるフィルム状の薄い膜。
この膜には微細な穴があいており、水滴よりは小さく(つまり水が入らない)水蒸気より大きい(湿気を通す)構造となっていることで、濡れずに(防水)蒸れない(透湿)仕組みになっている。
 
例えば濡れないだけならゴム長靴(ゴム手袋)で問題ないのでは、と思われるかもしれないが、もちろん防水は完璧である。しかし動いて汗をかいた際、湿気が外に出ていかないので内側が蒸れてしまい結果濡れた状態になってしまう故に透湿は重要で、ここにゴアテックスの優位性がある。
 
 
このゴアテックスの膜(ゴアテックスメンブレン)は非常に薄く耐久性が低いため表側の生地と裏側の生地でサンドイッチすることで3レイヤーといわれる3層構造にし、表地で耐久性を裏生地で着心地を上げている。
 特徴:丈夫な生地になるがゴワゴワする=一般的なレインウェア
*この他2層(表地+ゴアテックスメンブレン、裏は貼り合わせずに別生地でメンブレンを保護)
 特徴:やわらかい着心地。内側からの汚れやひっかけ等に弱い=冬用ジャケットなど
スキーグローブはこのタイプ。
 

 
ゴアテックスメンブレンは外側から見ることができないので商品購入時にタグや製品についているものを確認する。


 

ゴアテックスの優れている点は、防水・透湿のバランスが非常に高いレベルにある所。
他にも代表的なものでエントラントやダーミザクスなどの防水透湿の素材があるが、ゴアテックスよりも防水は強いが透湿に劣る、またはその逆など全体のレベルとしてはゴアテックスに軍配が上がる。
 *使用者によっては濡れるよりも蒸れたくないという理由で上記素材をチョイスすることもあるので優劣ではなく平均点が高い ということ。
 
スキーには、ウェア・グローブにゴアテックスが使われているモデルがある。

 
上述の通り、ゴアテックスは表生地に張り付いているので表面上の水はじき(撥水)とは無関係。
防水・透湿の機能はゴアテックスメンブレンにおいては低下しない。
水はじきが悪くなるとゴアテックスの性能が十全に発揮されない場合があるので洗濯表示に従って手入れをする。
 洗濯時は選択表示に従い、専用の洗剤・撥水材を使うとよい。

 
ゴアテックス素材を使用したウェア・グローブで快適なスキーを!

 
 
 
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この記事を書いたのは:


カンダコンペカン

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営業時間 10:00~20:00
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