レースレポート
沖縄本島1周サバイバルラン
皆様こんにちは。
富山店スタッフ・やまちゃんです。
突然ですが皆様、「沖サバ」って聞いたことありますか?
決して「美味しそうなサバの話」ではありません!
日本一過酷なウルトラマラソンとの呼び声も高い『沖縄本島1周サバイバルラン』というレースの略称で、総距離約400km、制限時間72時間という超過酷なロードレースです。
なんと!
わたくし!
このレースに出場し、完走いたしました!
実は昨年も出場しているのですが、約半分の200km地点でリタイアし、悔しい結果に涙しました。今回はその雪辱を果たすことができましたので、簡単ではありますがそのレポートを皆様にお伝えしたいと思います。
レース状況
●関門が厳しい
基本的には72時間ほぼ動きっぱなしでした。
関門が設定されていますので、間に合わなければ失格。
ですので、最低でも関門に間に合うようにしっかりと歩を進めます。
●悪天候からの快晴灼熱
序盤から豪雨に見舞われ、全身びしょ濡れ。
湿度も高く、サウナの中を走っている様でした。
また雨が止んだと思ったらカンカン照りで、真夏のような陽射し。
体力をかなり削られるなか、前半の関門が厳しい為それなりのペースを刻みます。
まずは大きな関門[CP3:163km 辺戸岬 24時間]を目指します。
●ウルトラにトラブルは付き物
序盤の気候やハイペースなどで、胃腸トラブルや足の痛みを抱えながらもペースは順調。
なんとかCP3を通過し、さらにその先へ歩を進めます。
ここから次の関門▶[CP4:290km 海中道路あやはし 48時間]までは残り24時間。
先程よりはタイムが緩いように感じますが、疲労の蓄積もありペースは上がりません。
それでもほぼ休まず、走ったり歩いたりを繰り返しながらCP4を目指します。
●完走が見えた!残り100kmは消化試合?
CP4:290kmにはスタートから約47時間ほどで到着。
ここまで来れば、ゴールまであとたった約100kmです。(ちょっと何を言っているか自分でもわかりません)
あとは24時間で約100km、歩いたり走ったりしながらひたすら前へ前へと進みます。
すでに疲労困憊、意識朦朧、足はボロボロ。幻覚を見たりしながら、休み休み進みます。
ゴールは制限時間ギリギリとなりましたが、無事に72時間以内に約400kmを走破し、完走を果たしました。
感謝の400km 72時間
悪天候の中、開催に尽力していただきました主催者の皆様
長時間のボランティアやエイド、そして応援していただきました皆様!
本当にありがとうございました。
感謝してもし切れません。
辛い時間も少なくはありませんでしたが、それでもゴールまで足を進められたのは皆様のおかげです。
とても幸せな時間でした。本当にありがとうございました。
補給について
CP以外にエイドは基本的には無く、コンビニなどで調達することになります。
持参したものもありますが、荷物が多いと走るのが大変なので、必要最低限リカバリーに必要な物だけを中心に持っていき、あとは現地調達しました。
【 持参した補給食 】
●福壽堂秀信:さらっと飲めるようかんANDO_
口どけがやさしく、どんな状況下でもスッと飲めます。カロリーメイトやパンとの相性が良く、味変にも最適!
ゴール後の疲れた内臓でもすんなり受け入れてくれるので、リカバリーにも重宝します。
●メダリスト:スーパーメダリスト9000
リカバリー用に持参しましたが、これがビックリするぐらい効きました。
「ちょっとここ頑張らないとやばいな」ってときにグッと飲むだけで、足が驚くほど軽くなりました。
使用装備
●ザック→サロモン:ACTIVE SKIN4 SET
昨年は10Lを超えるザックを使用していましたが、今年はとにかく軽くしたい。
そんな意図から4Lザックをチョイスしました。
コンビニや自販機での給水がメインとなるため、あえてフラスクは使わない作戦。
●シューズ→アシックス:ゲルニンバス26
「72時間ストレスなく履き続けられるシューズ」をコンセプトにチョイスしました。
ニットアッパーがソフトでソールのクッション性も良く、ストレスを感じさせない履き心地です。
●サングラス→ダンシェイディーズ:ロコvidg00430
沖縄はとにかく日差しがきつく、紫外線も強いので、いつも使用しているフレームが太めのモデルをそのまま採用しました。
プレミアムレンズでギラつきも抑えられるので、長時間かけていても目に優しいです。
他にもいろいろと使用したギアや、試した補給食などもありますので、また機会がありましたらご紹介させていただきます。