ASICSは、
「どの練習に使うか」で選ぶ。
ASICSは、今回の試し履きモデルだけでも、レース、スピードトレーニング、日常のランニング、安定性重視まで幅広く揃っています。
そのため「ASICSで一番おすすめはどれか」という選び方より、「どの練習に使うか」を先に決めた方がシューズを選びやすくなります。
特にYOGIRI SPEED、MAGIC SPEED 5、SUPER BLAST3は、見た目だけでは違いが分かりにくい一方、用途はかなり異なります。
日常・安定性
YOGIRI SPEED
レースを意識
MAGIC SPEED 5
スピード練習+レース
SUPERBLAST 3
高反発トレーニング
NOVABLAST 6
日常の弾むジョグ
GEL-KAYANO 33
安定性+クッション
GT-2000 15
安定性+軽快さ
YOGIRI SPEED――サブ4を意識したカーボンモデル
YOGIRI SPEEDはフルカーボンプレートを搭載したスピードモデル。
ミッドソールの上層部には最新の高反発・軽量素材、特にレージングモデルに使われているFF LEAP、下部にはソフトな着地感と安定性を支える定番の軽量クッション素材のFF BLAST PLUSを組み合わせ、メーカー公表では27cmで約227g、最大厚は34.5〜39.5mm。
サブ4を目標にするランナーを想定した設計で、プレートは前後を分割する構造を採用。
カーボンシューズといっても、トップランナー向けの極端なレースモデルだけではありません。YOGIRI SPEEDは、これからレース用シューズを使ってみたいランナーや、一定ペースで効率よく走りたい人が比較しやすいモデルです。
MAGIC SPEED 5――スピード練習とレースをつなぐ

MAGIC SPEED 5は、カーボンプレートを搭載しながら、トレーニングにも使いやすい位置付けのモデルです。
MAGIC SPEED 5もYOGIRI SPEEDと同じくFF LEAPを上部、FF BLAST PLUSを下部に配置。
前モデルより約50g軽量化された点も特徴です。
後部スタック約37.5mm。
初めてカーボンシューズを試す人が、レースだけではなくテンポ走やスピード練習まで含めて使う場合に比較対象にしやすいモデルです。
SUPERBLAST 3――練習からレースまで対応する高反発トレーナー

SUPER BLAST 3も、FF LEAPとFF BLAST PLUSを組み合わせた高反発トレーニングモデル。
ASICSGRIPやトランポリンポッド構造も採用し、日常のトレーニングからレースまで幅広く使える設計です。
前モデルより軽量化され、27cm換算で約10g軽くなっています。
カーボンプレートを使わずに反発を確保したい人にとって、MAGIC SPEED 5との違いが重要です。
MAGIC SPEED 5はプレートによる推進力を使うのに対し、SUPER BLAST 3はフォームの反発とシューズ全体の構造で走りを支えます。
NOVABLAST 6――弾む感覚を日常へ

NOVA BLAST 6は日常のランニング向け。
モチモチとした非常に柔らかい質感で、新世代のボリュームクッション素材のFF BLAST MAXと上位レーシングモデルに採用されているトップクラスの超高反発・軽量素材のFF TURBO SQUAREDを組み合わせ、前足部にはトランポリンのような構造を採用しています。
ASICSが独自開発した高機能アウトソール用ラバー素材のASICSGRIPも搭載し、日々のランニングで使いやすい構成です。
SUPER BLAST 3と比較すると、NOVA BLAST 6はより日常のランニングに軸足を置いて考えやすいモデル。
「普段のジョグで弾む感覚が欲しい」という場合に試す価値があります。
GEL-KAYANO 33――安定性を重視するロングラン

GEL-KAYANO 33はサポート性とクッション性を重視したモデル。
足の自然な動きに寄り添いながら、滑らかにサポートし続ける次世代のサポートシステムFLUIDSUPPORTとFF BLAST PLUS、FF BLAST MAXを組み合わせ、長距離を安定して走ることを意識した設計です。
速く走ることだけではなく、走行中の足元の安定感を重視する人に向いています。
試し履きでは、踵のホールド、左右へのブレ、ゆっくり走ったときの安定感を確認します。
GT-2000 15――安定性と反発を両立

GT-2000 15は、ソールの立体的な形状によって自然な足運びを導き、その自然な動きを妨げずにケガを予防する安定性システムの3D GUIDANCE SYSTEMとFF BLAST MAXを採用した安定性重視のモデル。
最大厚は約37〜38mmで、安定性だけでなく反発感も意識されています。
GEL-KAYANO 33よりも日常のトレーニングモデルとして考えやすく、安定性を確保しながら軽快に走りたい人が比較しやすい位置付けです。
6モデルの選び方
| YOGIRI SPEED | MAGIC SPEED 5 | SUPERBLAST 3 | NOVABLAST 6 | GEL-KAYANO 33 | GT-2000 15 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 用途 | レースを意識 | スピード練習+レース | 高反発トレーニング | 日常の弾むジョグ | 安定性+クッション | 安定性+軽快さ |
| プレート | フルカーボン 前後分割構造 |
カーボン | なし | ― | ― | ― |
| ミッドソール | FF LEAP(上層) FF BLAST PLUS(下層) |
FF LEAP(上部) FF BLAST PLUS(下部) |
FF LEAP FF BLAST PLUS |
FF BLAST MAX FF TURBO SQUARED |
FF BLAST PLUS FF BLAST MAX |
FF BLAST MAX |
| 重量・軽量化 | 約227g 27cm |
前モデルより約50g軽量化 | 前モデルより約10g軽量化 27cm換算 |
― | ― | ― |
| 厚み | 最大34.5〜39.5mm | 後部スタック約37.5mm | ― | ― | ― | 最大約37〜38mm |
| その他の技術 | ― | ― | ASICSGRIP トランポリンポッド構造 |
前足部トランポリン構造 ASICSGRIP |
FLUIDSUPPORT | 3D GUIDANCE SYSTEM |
※「―」は本記事で扱っていない項目です。実際の数値はメーカー公表値をご確認ください。
RUNNING EXPOでの比較方法
全部ではなく、2〜3足に絞る
ASICSはモデル数が多いため、最初から全部を履き比べるより、用途を2〜3足に絞ると比較しやすくなります。
「フルマラソンのタイムを狙う」なら
YOGIRI SPEED、MAGIC SPEED 5、SUPER BLAST 3。
「普段のジョグ用を探す」なら
NOVABLAST 6、GT-2000 15、GEL-KAYANO 33。
同じペースで走り、接地、沈み込み、反発、安定性を比較します。
まとめ
ASICSは、レース用だけでなく、その間をつなぐスピードトレーニング、日常のジョグ、安定性重視まで細かく選べます。
レースを意識
YOGIRI SPEED
スピード練習+レース
MAGIC SPEED 5
高反発トレーニング
SUPERBLAST 3
日常の弾むジョグ
NOVABLAST 6
安定性+クッション
GEL-KAYANO 33
安定性+軽快さ
GT-2000 15
RUNNING EXPOでは「ASICSを試す」のではなく、「自分の用途に近い2〜3モデルを比較する」と考えると、シューズ選びが具体的になります。




