2019年7月2日(火)
福島県にある日本百名山の一つ『磐梯山(1,816m)』に、日帰り登山をしてきましたのでレポートします!
今年は梅雨入りしてから、曇りや雨ばかりで梅雨らしい日々が続いています。
天気予報と睨めっこする日々の中で、この日は運良く、福島県は比較的天気が安定(それでも曇り予報ですが)する予報ということで、足を延ばしてみた形です。
磐梯山は福島県を代表する山の一つであり、多様な登山コースで多くの方が登られる人気の名山です。
↑磐梯山の位置を広域地図で表示。
当店のあるさいたま市からですと、高速道路をフルに使っても出発地点の猪苗代スキー場駐車場まで大体3時間はかかります。
日帰り登山の山としては中々遠いですが、梅雨の時期に登れる貴重なチャンスなので気合を入れて車を走らせました。
◆本日の登山コース(猪苗代登山口からのピストン)◆
猪苗代登山口(猪苗代スキー場P)⇔赤埴山分岐⇔天狗岩(三合目)⇔弘法清水小屋⇔磐梯山(1816m)
↑スマートフォンが登山GPSになるアプリ「YAMAP」での軌跡データを使用。
【実データ】距離: 13.2km/累積標高値(登り):1,225m
【標準コースタイム】6時間30分※
※赤埴山を登らず、行き帰りとも巻いた場合のコースタイム。
猪苗代スキー場からスタートして、スキー場のゲレンデを登ったり、赤埴山を通ったり(巻けます)、湿地帯や火口壁等を横に見ながら山頂を目指す、変化に富んだロングコースです。
コース上にはクサリ場などの危険箇所はありませんが、距離も長くて急登もあり、累積標高で1,000m以上登るため、日帰り中級レベルのコースと言えるでしょう。
■お読みください■
今回の猪苗代登山口からの登山コースですが、2017年8月にほぼ同じコースを登っていて、当時の登山レポートもアップ済みです。
なので、今回は簡潔にダイジェスト方式でお送りいたします。
↓↓よろしければ、併せて2年前の登山レポートもご覧ください↓↓
登山レポート【大宮店】猪苗代登山口から登る8月の磐梯山&赤埴山(2017年8月)
↓スタート地点の猪苗代スキー場。
※下山後に撮影した写真です。
↓今回利用した、スキー場から一段下にある大型の駐車場(無料)
こちらも下山後に撮影。
磐梯山にはトイレがありません※。必ず出発前に用を足しておきましょう。
※弘法清水小屋には携帯トイレブースはあります。携帯トイレを小屋で購入するか、持ち込みましょう。
↓猪苗代スキー場内にある、猪苗代登山口。
登山届は必ず提出しましょう!(私はWEB提出を利用)
↓スキー場内の作業道やゲレンデを登っていきます。
ちなみに8時ごろスタートしましたが、気温は20℃いかないくらい。
↓ゲレンデは急登!
連日の雨で滑りやすくなっていますし、序盤からタフな登りが続きます。
↓一気に場面が跳んで、赤埴山分岐。
今回は、赤埴山(あかはにやま)には登らず巻き道を選択。
※赤埴山については⇒「2年前の登山レポート」をご覧ください。
その先、周辺が湿地帯になる区間では、登山道の一部は水浸しに。
こうなると、ローカットシューズで来ると大変です。
ちなみに私は、ハイキングシューズ(軽登山靴)を選択。
沼ノ平周辺からは、お花が沢山咲いてました!
↑タニウツギ
山頂は・・・・・・・ガスってそうですねぇ・・・・・・・。
ミラクル起きてくれ~。
↓お花が咲いてる、なだらかな道もあります。
今回は、登山をしてみたいという学生2名を引き連れての登山。
バリバリの運動部の子たちなので思ったよりペースが速く、写真を撮る度に置いていかれるワタクシ。。。。
↓ウラジロヨウラクですかね?
間違っていたらすみません。
↓多分、アカモノ。
つぼ型のお花って、可愛らしくて癒されますね~。
↓これはハクサンチドリですね~。
このコースは時季が合えば、お花も沢山楽しめますよ~。
↓次第に道がガレてきました。
登ってると汗をかきます。熱中症も怖いので、水分補給はこまめに。
↓川上登山口や裏磐梯登山口からのコースと合流する地点までやってきました。
ここら辺からは、晴れていれば北側の展望が素晴らしいです。
今回は、薄っすら桧原湖が見える程度で遠望は望めず。
↓石碑がある天狗岩(三合目)からは、登山道の雰囲気が一変。
天狗岩も完全に見えませんねー。
↓黄金清水と呼ばれる水場があるところ。水は冷たくて気持ちいいです。
この先の登りは結構急なので、小休憩を。
↓弘法清水小屋がある四合目に到着。
磐梯山にはトイレがありません。
携帯トイレブースはあるので、携帯トイレは必須です(小屋でも販売しています)
↓弘法清水にある鐘。
↑弘法清水(四合目)からは、各コースと合流しますので登山者がグッと増えます。
↓道中に咲いていたタニウツギ。
展望ゼロなので、お花が咲いていて本当によかった・・・・・・・・。
弘法清水から山頂までの道は、急登の連続でガレているので結構ハードです。
一名が流石にバテてきたので、事あるごとに「もうちょっとで山頂だから!」って言って、ダマし励ましながら登ってました。
↓磐梯山に登頂!
山頂は五合目って扱いなのが面白いですよね。
晴れていれば、360度の大パノラマなのですが、今回はガスの中でした~。
太陽が一瞬顔を覗かせることもありましたが、基本的には↑こんな感じでした。
まぁ梅雨の合間で、雨が降らなかっただけヨシとしましょう!
山頂の気温は15℃~17℃くらいでしたが、風がそこそこ吹いてて、長時間停滞していると体が冷えてきました。
↑頂上部は風が冷たいので、ちょっと降りたところにある山名板のところでザックをおろしてひと休み。
防風のウインドシェルやレインを着ないと寒いですよ。
今回はサーモス山専ボトルにお湯を入れてきて、グロワーズカップで手早くコーヒーをいれました。
グロワーズカップは、直接お湯を注いで数分待つだけで本格的なコーヒーが飲める優れもの!面倒くさがりな私でも簡単・楽々!ぜひ一度お試しあれ。
↓山頂で1時間ほど粘ってみましたが、一向に晴れる気配がないので下山を開始。
若さ溢れるダイナミックな下り方に、若干心配しつつも置いていかれるワタクシ。容赦ないですね。
ガスっている写真ばかりなのもアレなので、2年前の写真を拝借(まだマシ程度ですが)
↓天狗岩(三合目)周辺から見渡せる景色は、こんな感じで開放感があり、素晴らしいです!
周辺には切り立った火口壁がそびえ、下には銅沼や桧原湖、奥には吾妻連峰なども見渡せます。
↓このコースは、下山中の展望も中々いい感じ!
赤埴山は結局、帰りも巻き道を選択して登りませんでした。
猪苗代スキー場まで戻ってきました。
麓の方は、そこそこ晴れているようです。
↓「スキー板で滑って下りたい~」なんてボヤきながら、ゲレンデの急斜面を下りました。
このコースは、最後は雄大な猪苗代湖を臨めるのもイイんですよね~。
山頂の展望はザンネンでしたが、こういう景色で楽しんでもらえて何よりでした。
↓そして、猪苗代登山口まで戻ってきてゴールです!
雨は全く降らず、怪我やアクシデントもなく無事登山を終えられてホッとしました。
猪苗代登山口からのコースは、距離が長くて、ゲレンデのタフな登下降が結構脚にきたりと体力的に中々ハードです。
水場や小屋も終盤までありませんので、夏場に登られる場合は特に、十分な量の水分と行動食を持参してください(携帯トイレもお忘れなく)
また、体力面で不安がある方はダブルストックやサポーター、サポートタイツなどで、脚部への負担軽減を図ると幾分楽になるでしょう。
雨除け、泥除けのロングスパッツもお忘れなく!
今年の梅雨はいつにもまして手強そうですが、お花も良く咲いてますし、皆様もチャンスがあればこの時期の磐梯山に登ってみて下さい!!
大宮店 會田