こんにちは! 仙台店の中嶋です。
8月の山行記録、2座目は岩手山です。
1座目は会津駒ヶ岳を取りあげましたのでこちらもぜひご覧ください。
会津駒ヶ岳 晴れ渡る空 夏と秋のあいだ【仙台店】 |
さて、今回の岩手山は七滝登山口‐鬼ヶ城コースを日帰りで踏破してきました。
私を含めてトレイルランナー4名で山行です。
準備で地図読みを行いましたが、モデルコースの所要時間は片道4~5時間。
シンプルに体力勝負になりそうです。
それでは出発! 七滝登山口を午前6:30にスタート。
「「「 おじゃまします 」」」
広い林道から、登り基調のシングルトラックヘ続きます。
七滝へつながる焼切沢を右手に、だんだんと登りが急になっていきます。
標識に従って右手に分岐すると、七滝を拝めるビュースポットも。
開けました。
この辺りから硫黄の匂いがするようになってきます。
地面から吹き出ている白いモヤは、硫化水素を含む有毒の火山性ガスです。
深く吸い込んでしまわないように、素早い行動は必至。
樹林帯を抜けてから、地面の色は凝灰岩(ぎょうかいがん)質の灰白色に様変わりしました。
岩手山が活火山であることが五感に伝わってきます。
”味覚”は大地獄谷の分岐でチャージ。
大地獄谷分岐から鬼ヶ城へ向かいます。
尾根線まで登りついた先で圧倒されてしまいました。
この稜線を歩くためにがんばってきた……!
雄々しい岩稜!
雲と肩を並べています。
滝沢市 – 雫石町側を見れば、どこまでも続く雲海。
空を切り取るように、山頂からなめらかな線が裾野へ広がっています。
焼走りコースや上坊コースがあの向こうにあります。
途中にはこのような急登も。
下り方向はさずがにヘルメットが必要になるので別のルートを取っています。
8合目までもう少し。
疲労度を考え、先に不動平でお昼を頂くことにしました。
クッカーひとつを見ても、それぞれのスタイル。
こちらのご飯はエスニックな味付け。
お湯を沸かすのにはウルトラライトな固形燃料で。
ムール貝とチーズとクラッカーを持ち込んでくれた人も!
いつだっておいしいは正義です。
元気が復活した所で、いざ山頂へ!
お鉢は、時計回りの方向へ行きます。
12:50ごろ、無事全員でピークハントしました!
切れ間から麓がのぞき、ダイナミックな雲の動きが間近に迫ってきます。
私たち自身の脚で登っては来ましたが、
「連れてきてくれてありがとう」
そんな気持ちで満たされていました。
◆ 帰りは比較的なだらかなお花畑のコースを通りましたが、途中でロープが切れてロストしかけている場所がありました
おおよそ、この辺りです。
谷に沿って左手へ行くと崖に当たってしまいます。
ロープはなるべく見えやすいように、元の位置へ引き上げました。
コースの計画を立てられる方はご注意ください。
地図読みのご相談など、店頭でもお手伝いいたします。