空が高くなり、空気も冷たくなりつつあり、段々と秋めいてきた今日この頃、
標高が高い山では段々と冬の足音が聞こえてきましたが、毎年この時期になると(この時期以外でもですが・・)
悩みに出てくるのが、そう!
ウェアのレイヤリング問題です!!
着ると暑いが脱ぐと寒い、そんな悩みの声が毎年聞こえてきますが、もしかしたらそれ、素材を変えるだけで解消できるかもしれません。
登山用のウェアには大きく分けて主に二種類あります。
それが「化繊(化学繊維)」と「メリノウール(羊毛)」です。 (きいたことあるかも?)
「化繊」では主に「ポリエステル」や「ナイロン」、「ウレタン」等が使われており、それぞれに汗を早く乾かす効果や、伸びを良くする効果等々があります。
登山の他にもスポーツウェア等もこの「化繊」が使われている事が多いです。
一方「メリノウール」とはメリノ種と言われる羊のみから取れる羊毛の事です。(ウールと言う記載があっても全てがメリノウール素材では無いので、安価過ぎる物には注意が必要です!!)
では、何がどう違うのか??
まず化繊素材の特徴として

メリット
①速乾性が強い
➁比較的安価
➂各メーカー取り扱いが有るため、種類が豊富
(化繊素材の配合や加工次第で様々な特性を作る事ができる)
➃比較的しわになりにくい
⑤メリノウールに比べてメンテナンスが簡単
デメリット
①構造上、匂い等が洗濯で落ちにくい
➁保温力が少ない
➂速乾性は飽和する
➃肌が敏感な方にはカサカサ感じやすい(かも?)
方や、「メリノウール」の素材の特徴として、

メリット
①保温力が高い
➁羊毛の構造による調湿効果
(衣服内の湿度調整を素材がしてくれる)
➂耐風効果(化繊に比べて)
➃消臭効果
⑤紫外線対策の効果
デメリット
①比較的値段が高い
➁化繊に比べて速乾性が弱い
➂メンテナンスが必要 (最近ではお手入れが簡単な物(イージーケア)も多く出ていますが、物によっては手洗いのみ対応な物もあるので確認は必須!)
例えば、非常に暑がりで汗っかきの方が日帰り登山(二千M以下)で使われるのであれば、汗の乾きが早い「化繊素材」
寒がりで汗の量が少ない方なら「メリノウール素材」、というザックリした使い分けもできますが、これではもったいないです。
暑がりな方でも歩き始めや、早朝深夜、テント泊等で荷物を減らしたい時、 気温帯の想像が難しい時などは「メリノウール素材」が向いている事もあります。
大事なのは「素材の特性を知る事」と
「自分の身体の動きを知る事」です。
「メリノウール」と「化繊」の特性は上記の通りですが、「自分の身体の動き」は個々人で変わります。
例えば、同じ運動量でも汗のかき方や疲労度、蓄熱の仕方は人によって個人差があります。
その差を埋めるのに必要なのが「レイヤリング」(重ね着構造)です。レイヤリングは主に
⓪肌着
①ベースレイヤー
➁ミッドレイヤー
➂アウター
で構成されています。(厳密にはもちょっと種類がありますが省略します)
例えば、汗が多い方でもウールの着心地や保温性、耐風性を享受したい方もいると思います。ならば、⓪インナー(肌着)を化繊素材にして、①ベースレイヤーにメリノウールを着るという方法もあります。
又は、各メーカーから近年ではメリノウール50%✖化繊素材50%のそれぞれの素材の良いとこ取りをしたハーフミックスな物もあります。
ウールの保温性と着心地、化繊の速乾性と耐久性、.etc.etc等々一挙両得なウェアです!(混合素材になるため、少々高価になる傾向があります。)

最近ではウェアだけではなく、パンツやインサレーションダウン(化繊ダウン)にウールを混合したり、化繊7:ウール3の割合で混合したハーフジップ等も出てきています。

レイヤリング素材の幅が広くなったことで対応幅も広くなり、多種多様なレイヤリングが可能になりましたが、その分悩みの幅も広がってきています。
その際には是非、石井スポーツ高崎店へお越しください。
山の経験豊富なスタッフがお悩みを一緒に解決致します。
皆様のご来店、お待ちしております。
石井スポーツ高崎店 ウェアスタッフ




